ハート・リング通信 2014年

第7回 2014年6月

認知症を描く異色の漫画家 北川なつさんにインタビュー

ハート・リング運動 専務理事 早田雅美

 『認知症のある人って、なぜ、よく怒られるんだろう?』という漫画本が話題になっています。作者は、ケアマネジャーや介護福祉士の資格を持つ異色の漫画家、北川なつさん。教育大学卒業後の95年に著名青年マンガ誌でデビュー。その後たまたま目が悪く病気がちな迷い猫「なつ」を飼ったことから、ドッグセラピー学校へ入学。やがて特別養護老人ホームやグループホームに就職したというご経歴です。
 「介護の仕事をしていた数年間、とてもたくさんの人と出会い色々な勉強をしました。待ちかねていたご家族がせっかく来てくれたのに、ご家族の認知症に対する理解が不十分でいつも変な空気や喧嘩になっていたAさん。90歳なのに間もなくお腹の子どもが生まれてくると信じていたKさん」
 「重い病気の方にも笑う瞬間があり、認知症の方との関わりの中にも、人それぞれに心に残る小さな宝物を見つけることができるはずなのです」。そんな経験を漫画にして、ブログなどで公開し続けてきました。
 「漫画で簡単に認知症の知識を持てれば、少し楽になる方も増える。日頃多忙な介護を仕事にしている人たちにもぜひ読んでほしい。マイナス面ばかり言われる介護や認知症ですが、私の漫画で日常に小さな希望の光が当たられたら、とても嬉しいです」
 知識だけでなくどんな人にもやさしい視点で接することのできる人柄が、お話からにじんでいました。

あなたの介護体験を北川さんの漫画にしませんか?

単行本より「90歳の恋する乙女」の場面(再構成)
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ハート・リング運動に、北川なつさんも参加してくださることになりました。北川さんとの共同企画として、皆様からお寄せいただいた介護体験を漫画にして、今後発表していきたいと思います。認知症の方との関わりの中で、ハートのある心に残る体験談を、下記までお寄せ下さい。


〒107-0052東京都港区赤坂2-20-10 NPO法人ハート・リング運動「認知症介護体験」係
※必ずお名前、ご住所、電話番号を明記してください。
※漫画化する体験談は、北川さんと相談して選びます。

北川なつ
2012年、身内のことや介護職時代の体験を元に創作した『認知症~』を出版。介護雑誌でも連載している。

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