メンバーからのメッセージ

穏やかな暮らしは認知症の人のリズムに添い、
これまでの生活を続けることから。
 
ケアの必要な方々と縁を持って20数年。特に認知症の人のことが気がかりで川崎市に小規模多機能型居宅介護「ひつじ雲」、認知症対応型 通所介護「くじら雲」を小規模多機能のサテライトくじら雲に移行し二つの事業所を営んでいます。
運営して11年目、食事・入浴・排せつ・歯磨きなどのケアや、口腔機能の低下予防体操・ご家族との会話・・。たくさんのふれあいを通じて、私たちは認知症の人に生き方を教えてもらっているように思います。
不安を一杯抱え込んだ認知症の人の表情は厳しいです。その周りで支えている方々も厳しい表情をしているからでしょう。最近、認知症の人にかかわっているお医者さん達が言っています。「認知症がきちんと診断されたら、医療のかかわりはほんの少しでいい。認知症の人にとって必要なケアをいかに提供できるかが鍵なのです」と。周囲とのかかわりの中から、その人がどんな人なのかを理解できることが大切ですね。身近な方々の温かい言葉がけや見守ってくださる目が必要なのだと思います。誰でもが住み慣れた地域に暮らせるように、できることからはじめてみませんか。
 
柴田 範子
NPO法人ハート・リング運動 副代表理事

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